子育てし大県“さが”

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子育てし大県“さが”

男性はプライドの生き物

コラム

2017年8月30日

「男のくせにできないの?」「昔からそうだったわ」「私のことを何も分かってくれないよね」。

育児や家事でなかなか思うように動いてくれないパートナーに対して、ついついこのような声掛けをしていませんか?男性にこういったプライドを否定する言葉かけは禁句です。この声掛けから口喧嘩に発展し、お互い疲弊するだけで結局状況は変わらないまま。最初のうちはこの繰り返しが続き、いつのまにか諦めて何も言わなくなってしまった、というママたちの声を多く聞きます。

もちろん声掛け関係なく、男性も主体的に育児や家事に関わるべきです。しかし、なかなか動かないパートナーには、男性の自尊心を満たす言葉をかけてみてください。例えば「力仕事は頼りなるわ」「やっぱり器用だよね」「ママ友があなたをイクメンだって誉めてたわよ」など、特に第三者からの誉め言葉の伝達は効果絶大。本音は怒りをぶつけたいところですが、自分自身のためにも、パートナーを育てるという視点は大事です。


イラスト 今村 有里

森島 孝
2児の父親。NPO法人ファザーリング・ジャパン九州理事、NPO法人ママワーク研究所理事。男性の育児・家事参画サポートや、育児期女性の緩やかな社会復帰推進に寄与する事業に携わる。
・NPO法人ファザーリング・ジャパン九州 http://fjq.jp/
・NPO法人ママワーク研究所 http://www.mamawork.net/

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