中冨記念 くすり博物館(鳥栖市)
なかとみきねん くすりはくぶつかん
おでかけ
2019年3月20日
人と「くすり」の歩みがわかる博物館
佐賀県は人口に対する薬局数が日本一多いって知ってました?
人口10万人あたりの薬局数は、63.6施設。全国平均は46.7施設なのでかなり多いですよね。(厚生労働省「衛生行政報告例」平成29年度末時点より)
そのルーツは江戸時代、現在の鳥栖市から基山町にわたる田代地域で発祥した、四大売薬のひとつ「田代売薬」にあるのかも?(他の3つは富山、大和、近江です)
今も昔も交通の要所だった「田代」から発祥し、現在の製薬業の礎ともなった田代売薬。
今日も佐賀県の産業の一翼を担う製薬業の歴史や、当時の貴重な資料が展示される「中冨記念くすり博物館」は鳥栖市神辺町にあります。
1階には現在のくすりに関する情報が、2階には江戸時代から昭和にかけての田代売薬の歴史や資料に関するものが中心に展示されています。
1階で特に目を引く、アルバン・アトキン薬局は19世紀末ロンドンに建てられたものをそのまま移設再現されており、当時のままの佇まいはレトロでなんとも素敵です。
2階には、江戸時代の薬局(薬舗)の復元や、珍しい生薬も展示されており、こんなものも薬になるのか。という驚きと、チャレンジを繰り返して薬になるものを見つけ出していった先人たちの健康への強い想いに触れることができます。
館外には、薬木薬草園も併設されており約350種類の薬用植物が植えられていています。
子どもたちと一緒に、漢方薬の成分表と見比べながら実際の植物や生薬を探してみるのも楽しいかもしれませんね。(館内は撮影禁止ですが、薬木薬草園は撮影可です)
館内のミュージアムショップでは昔のくすり袋をオマージュしたオリジナル香り袋も販売されていますよ。
2階 薬舗(復元) |
1階 アルバン アトキン薬局 |
薬木薬草園 |
オリジナル香り袋 |
住所 | 鳥栖市神辺街288番地1 |
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電話番号 | 0942-84-3334 |
FAX | 0942-84-3177 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入館料 | 大人300円、高・大生200円、小・中学生100円、未就学児無料 |
ホームページ | http://nakatomi-museum.or.jp/別ウィンドウ |
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