つるの剛士氏&佐賀県知事 山口祥義 トークショー
子育て情報
2016年9月5日
佐賀県では社会全体で子育てを応援する機運を高めていくため、8月21日(日)、「さが子育て応援フェスタ2016」で、つるの剛士さんと山口祥義佐賀県知事のトークショーを行いました。
バラエティタレント・ミュージシャンとして幅広く活躍される つるのさんは、今年6月に第5子が誕生、人生で“2度目”の育児休業を取得されました。1度目は、第4子が誕生した6年前で、約2ヶ月間。これにより、芸能人のイクメン代表のような存在になられましたが、実は「イクメンと言われるのはあまり好きじゃない」とおっしゃるつるのさん。「男性が育児をすることが当たり前になることで、世の中からイクメンいう言葉が無くなってほしい」というのが願いとのこと。
山口知事も3児のパパ。つるのさんと同じく、第3子が生まれた10年前、総務省から鳥取県に赴任していた頃に2週間の育休を取得された経験があり、当時の弁当づくりや家事の大変さを振り返えられていました。10年前は今以上に育児休業を取る男性は少なく、反対の声もあったとのこと。そんな中、試行錯誤で家事・育児に取り組んだことで、奥さまへの感謝の気持ちが増し、家族の大切さに改めて気付くなどいろんな発見があったそうです。
育休経験者として共感する部分も多く、それぞれの体験談や子育て論を語り合われるなか、注目を集めたのが育休中につるのさんがSNSにアップされていた写真です。毎朝5時半に起きて作られた4人分のお弁当や、登校前に毎日セットされたという娘さんのヘアスタイルなど、全力投球で育児や家事に取り組まれる姿は、とても微笑ましく感じました。
また、「両親からもらった大事な財産は、根拠のない自信をつけてくれたこと」とおっしゃるつるのさん。「父ちゃんと母ちゃんの子だから、お前は大丈夫だ!」と言われ続けたおかげで根拠のない自信がつき、いろんな場面で助けられたのだそうです。そのため、つるのさん自身も子どもたちに「うちの父ちゃんと母ちゃんの子どもから大丈夫だ!」と思ってもらえるような生き方をしていきたいということでした。
「子育てがどうこう言う前に、自分がどれだけ人生を楽しく生きているかがすごく大事。自分がいて、奥さんがいたからこそ子どもたちがいる。だから、奥さんとのコミュニケーションも大切にしているし、子どもたちが奥さんのことを悪く言ったらしかりますよ」と、仲の良い夫婦のエピソードもお話しくださいました。 また会場へ向けての「子どもたちは私たちの“夢”であり“希望”。親として悩み、楽しみながら子育てを頑張りましょう」との言葉に、山口知事も大いに共感されていました。
お二人には約1時間にわたってパパとして、夫として、一人の男性として、愛情いっぱいの子育てトークを披露していただきました。
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