子育てし大県“さが”

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男女間のストレス対処法の違い

ダンジョカンノストレスタイショホウノチガイ

コラム

2017年7月28日

 前回に続き、男女間コミュニケーションの差について。(前回コラム「共感」して欲しいママと「問題解決」したいパパ はこちら

 この差はストレスを対処する方法にも大きく表れます。一般的に女性は、ストレスが溜まれば溜まるほどお喋りになり、喋っているうちに前向きな気分になってきてストレスが解消されます。対して男性は、ストレスが溜まるほど無口になり、一人きりになって問題解決方法を考えるために殻に閉じこもります。

 ですから元気のない女性をみた男性は、そっとしてあげようと思い、話を聞こうとはしません。逆に考え事をしている男性をみた女性は、心配になってあれこれ話しかけるため、逆ギレをされることがあります。

 普段は会話のある夫婦でも、ママにストレスが溜まったのを感じると、会話が減るのも、決して男性が逃げているのではなく、こういった理由があるからです。

 もし、話を聞くのが苦手なパパがいれば、ママが友達とゆっくり話をする時間をプレゼントするのでもよいと思います。

 また、落ち込んでいるパパには、男性は一度に一つのことにしか集中できないと言われていますので、ランニングやスポーツ観戦、ゲームなど、問題解決とは別に、集中できることを勧めてあげるのも一つの手です。


イラスト 今村 有里

森島 孝
2児の父親。NPO法人ファザーリング・ジャパン九州理事、NPO法人ママワーク研究所理事。男性の育児・家事参画サポートや、育児期女性の緩やかな社会復帰推進に寄与する事業に携わる。
・NPO法人ファザーリング・ジャパン九州 http://fjq.jp/
・NPO法人ママワーク研究所 http://www.mamawork.net/

 

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