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【開催レポート】11月11日(火)開催 佐賀女子短期大学でプレコンセプションケア出前講義を実施
2025年11月11日(火)、佐賀女子短期大学にて、養護教諭・保育士を目指す学生を対象としたプレコンセプションケア出前講義を実施。学生が将来、こどもや保護者、同僚などに健康教育を担う立場になることも踏まえつつ、自身の健康と未来のライフプランについて考えていただくことを目的に実施しました。
実施概要
本回は、プレコンセプションケアの基礎知識を学ぶ講義と、ライフデザイン要素の入ったワークの2部構成で実施しました。
①プレコンセプションケア講座
講義では、プレコンセプションケアの基本概念に加え、クイズを用いてわかりやすく知識を提供。佐賀県内で10人に1人が低出生体重児(体重が2,500g未満で生まれる赤ちゃん)として産まれているという現状を紹介すると、学生からは驚きの声が上がりました。日本が世界的に見ても低出生体重児の産まれる割合が高いという事実や「やせや肥満」であることで発生するリスクについても、学生は熱心に耳を傾けていました。
②ワークショップ
ここでは、学生は「健康」に関連するイベントが書かれたオリジナルのライフデザインカードをランダムに引き、そのイベントが必ず発生するという条件のもと、その後の人生でどんなことができそうかを想像しながらシートに記入。カード内容は医学的な知識があったほうがアクションを決めやすいものも多かったため、カードだけでなく、カード解説書を配布。学生たちは、カードに書かれたイベントが起こったらどうなるかを想像し、活発な意見交換を行っていました。カードには、「月経サイクルが不順である」といった学生にも身近な内容から、「パートナーと共に不妊治療を始める」といった将来の内容まで含まれています。また、ワークでは、自身のライフプランを具体的に考えるというテーマも一部設けられました。このワークを通じて、学生たちは「今の自分の生活や健康状態が未来に大きく関わっていく」ことを実感した様子で、将来の目標と現在の健康状態をつなげて考えるような内容の会話も出ていました。
アンケートにみる学生の声
受講後のアンケート結果からは、将来専門職として働く学生たちの意識が大きく変化したことが明らかになりました。
受講前は84%の学生が「プレコンセプションケアの言葉自体、知らなかった」と回答しており、参加前の知識は低い状態でしたが、講義を受講したことによる「気づきや学び」がどの程度あったかという設問に対し、受講した学生全員が「多くあった」「あった」と回答。その他、このような声が寄せられました。
【参加大学生の声】
- 「食生活をまず見直そうと思った。私たちの将来に関わる話だったので自分のことに置き換えて考えることが出来てとても良い学びとなった」
- 「今できることも多くあると思ったので、積極的に取り組んでいきたい」
- 「低出生体重児の割合が10人に1人と知って驚いた」
- 「自分の体の異変に早く気づいて、パートナーや産婦人科に相談できるようにしたいと思った」
- 「男性にも不妊の要因はたくさんあるのだと知った」
また、「今日の講義を受講したことによる気づきや学びは、どの程度ありましたか?」という設問では、回答者全員に「多くあった」「あった」と回答いただきました。
まとめ
保育士・養護教諭を目指す学生たちが、自身の健康管理と将来の職務、その両方を捉えて学んでいただく場になりました。将来の教育現場に立つであろう人材の育成においても、プレコンセプションケアというテーマを教育者自身に学んでいただく機会づくりは非常に重要です。今後もこのような場づくりを継続してまいります。
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