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【開催レポート】10月15日(水)開催 佐賀大学の「ウェルビーイング概論 ― よりよく生きる!知識と技術」で出前講義を実施

2025年10月15日(水)、佐賀大学の総合科目「ウェルビーイング概論 ―よりよく生きる!知識と技術」にて、プレコンセプションケア出前講義を実施。「プレコンセプションケアの視点を入れて、ライフイベントを考えてみる」というテーマのもと、理工学部、経済学部、芸術地域デザイン学部など多様な学部の学生が参加。特に、理工学部の男子学生の方に多く受講いただきました。

実施概要

本回はプレコンセプションケアの基礎知識を学ぶ講義と、ライフデザイン要素の入ったワークの2部構成で実施しました。

①プレコンセプションケア講座

講義では、プレコンセプションケアの概要説明に加え、日本や佐賀県の統計データの紹介、そしてライフデザインを考えるうえで大切な問いの提供などを行いました。データの紹介においては、佐賀県内の低出生体重児(体重が2,500g未満で生まれる赤ちゃん)の割合や、性感染症(梅毒・性器クラミジア感染症)といった県内の具体的なデータの他、不妊原因の男女比率がほぼ同等であるといったものを取り上げました。さらに、妊娠・出産・育児期の女性が利用するアプリ「ママリ」の検索動向を例に挙げ、年代が上がるにつれて「人工授精」や「体外受精」など不妊治療に関する検索が増えるといった実例も紹介。大学生は提示されたデータや事例に、熱心に聞き入っている様子でした。

②ワークショップ

ここでは、佐賀県が制作している「ミライへのステップ」というプレコンセプションケア啓発冊子と、「生活」「仕事」「健康」3つのテーマに関するイベントが書かれたライフデザインカードを参考にしながら、自身のライフプランを考えるワークを実施。さらに、「5年後、10年後の自分の状態と大切にしたいこと」を想像したうえで、「今の自分の状態と大切にしたいこと」を考えていただきました。グループワークでは、お互いに記載したライフプランについて意見交換が行われ、大学生は様々なライフプランの考え方があることに刺激を受けた様子でした。

アンケートにみる学生の声

受講後のアンケートでは、「初めて知ることが多くあった」という声が多くありました。
まず、講義受講前は93%の学生が「プレコンセプションケアという言葉自体、知らなかった」と回答。講義を受講したことによる「気づきや学び」がどの程度あったかという設問に対しては、受講者全員から「多くあった」「あった」と肯定的な回答をいただきました。今回は特に、男性の受講が多いことが特徴でしたが、男性からもプレコンセプションケアの知識を知っておくことの大切さについて言及がありました。

【男子大学生からの声】

  • 「妊娠について男性側にも不妊の原因が半分近くあることを知り驚いた」
  • 「男性だから妊娠の事は相手任せではなく、自分なりに情報を集めて準備しておくことが必須なのだと思った」
  • 「将来対面するであろう妊活など、事前に考えることが出来たこと自体に意味があったのだと感じた。いい機会になりました」
  • 「男女関係なく全ての人がプレコンセプションケアについてしっかり考えていかなきゃいけないと講義の中で強く感じた」
  • 「カードを参考にして将来を考えやすく、自分で想像出来なかった部分を講義やコミュニケーションを通して知ることができたので、これからのことを見通して行動しやすくなったと感じた」

【女子大学生からの声】

  • 「将来のために今何をして、何を大切にすればいいか考えられてよかった」
  • 「不妊の原因が女性だけだと思っていたら男性にもあることを知り、お互いに理解することが重要だなと思った」
  • 「妊活について考えることがなかったので、今回考える機会になってよかった。また、考えることが大切だと学んだ」

そして、結婚・妊娠・出産に対するイメージについて、参加前は29%が「どちらかといえばネガティブ」と回答していましたが、参加後は7%まで減少。ネガティブな印象が大きく払拭されていることが分かります。将来のライフイベントや、ライフデザインにおける考え方について、解像度を上げられた部分があった結果とも言えそうです。

まとめ

大学時代は、卒業後のキャリアやライフスタイルを本格的に考え始める時期です。その中で、プレコンセプションケアの学習は、「健康」という土台を将来の計画に組み込むために不可欠です。「キャリア構築と家族形成の時期」「予防的な健康投資(生活習慣の改善、定期検診など)の重要性」といった、日頃はなかなか考える機会が少ないテーマについて、しっかりと考えていただく時間になりました。

【写真】

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