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【開催レポート】11月12日(水)開催 「プレコンセプションケア出前授業」 に、佐賀県立致遠館高等学校1年生全員が参加

2025年11月12日(水)、佐賀県立致遠館高等学校にて、1年生を対象としたプレコンセプションケア出前授業を実施。本回は、生徒への健康教育の一環として、保健体育の授業内で実施しました。

実施概要

当事業のプロジェクトマネージャーであり、助産師の筒井八恵氏による講義は、高校生にも関心を持ってもらえるよう、クイズを交えた参加型の形式で進行されました。授業では、プレコンセプションケアの基本概念に加え、生涯月経回数が昭和初期と比べて大幅に増加しているという現状や、それに伴う婦人科系疾患についてもわかりやすく紹介。また、男性の精子の質も年齢とともに低下することや、「やせや肥満」が将来の健康に与える影響など、男女問わず自身の体と向き合うために必要な知識が提供されました。

アンケートにみる高校生の声

受講後のアンケートでは、生徒から多くの声が寄せられました。
プレコンセプションケアの認知度は、92%が「言葉自体、知らなかった」と回答されており、参加前の認知度は低い状態。しかし、授業を受けた生徒の99%から「理解が深まった」という回答が得られ、ヘルスリテラシーの向上に一定寄与できたようです。加えて、今回の授業が「自分の健康や生活習慣、未来について考えるきっかけになった」と回答した生徒は97%に上りました。

【受講後の感想など】

生徒からは、現在や未来に向けた様々な声が寄せられました。

<男子生徒の声>

  • 「これまで、保健の授業などで成長に伴う身体の変化については学んできたが、将来のキャリアなどを踏まえてはいなかったため、知見を広げることができた」
  • 「今から自分の将来のことをイメージしながら生活することが大切だと思った」
  • 「自分のライフスタイルがどういうものにしたいかを考えるいい機会になった」
  • 「将来自分が必ず向き合う問題で、遠い未来の話ではないので、自分のためにも相手のためにも正しい知識を持ちたい」
  • 「人生について深く考える良い機会になった」

<女子生徒の声>

  • 「自分の健康について早いうちから考えることの大切さに気づいた」
  • 「日本の女性は世界の中で痩せの傾向にあると聞いて、標準体型を維持できるように頑張ろうと思った」
  • 「高校生である現段階から正しい知識を身につけておくことの重要性を確認できた。将来の自分のために実践したい」
  • 「自分にはたくさん選択肢があることを忘れないようにしたい。そしてありのままの自分で生きていけるようにしたい」
  • 「仕事やしたい事を書き出せたことでさらに将来が見えてきたので良かった」

まとめ

プレコンセプションケアは、将来の妊娠・出産のためだけではなく、すべての若い世代の健康増進を目的としたものです。高校生向けにプレコンセプションケアの取り組みを行うことは、生徒の「将来」はもちろん、学業を支える「今」の心身の健康増進にも直結します。

自分の人生における性や健康について自らの意思で考え、主体的に選択できる力(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を育むこと。この主体性は、性別にかかわらず、全ての生徒にとって重要です。

また、高校時代は、将来の進路や人間関係が大きく広がる時期でもあります。「自分の体は一生モノの資本である」という意識を持っていただくためにも、プレコンセプションケアを学ぶことは非常に重要な教育の一環であると言えるでしょう。

【写真】

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